Good Bye Focus ZX3

毎週のように送別会があり、引っ越しの準備も大詰めで忙しい日々を送っておりますが、並行して2014年まで使用した、2001年式フォードフォーカスZX3ラリーカーの売却調整、納車整備も行っていました。

インディアナは年が明けてから一気に寒くなり、最近は日本で言う真冬日が続いています。
家のガレージでの作業は、2013年の1月から2月にかけて、全米ラリー選手権のデビュー戦だった100Acre Wood Rallyの前に、フォーカスを一人、暗くて寒いガレージで整備していた頃を思いだします。

先週末に何とか整備を終え、新しいオーナーの元に嫁がせる用意が出来ました。
新しいオーナーは、メカニックとして、筆者と共に昨年全米ラリー選手権を戦ってくれた、Mikeです。


彼とは昨年、ラリーの準備、あるいはラリー中に一緒にいる時間が長く、沢山話をしました。
ある日、彼の身の上話を聞きました。


彼の家は兄弟が多く、裕福な家庭では無かったが、苦学の末に大学を卒業して学位を取った事、車が好きでエンジニアになりたかった事、また、ずっとレースドライバーになる事に憧れていたが、どうやって始めるか分からなかった事・・・

でも、筆者と一緒に活動した事で、昔からの夢だったレースドライバー(ラリードライバー)になるにはどうしたら良いかが見えてきた事、など・・・


話を聞いていて、何だか、昔の筆者と似ている気がしていました。

だから、もし彼が、筆者の後を受けてラリーをやりたい、と言うのであれば、車は彼に譲ってあげようと思っていました。

そして、彼は自らラリーをやる為に、ピックアップトラックとトレーラーを中古で買い、さらに彼の弟をコドライバーにする為に、ウィンスコンシン州からインディアナポリスに呼び寄せて、同居生活を始めました。

本気です。

そして先日、ついにラリーカーのオーナーになりました。


Michael Markiewics


若いアメリカ人ラリードライバーの成長と活躍を、遠く日本から見守ろうと思います。

そして何時か、彼が成長して速いドライバーになった時には、全米ラリー選手権で勝負したいと思います。

で、負けたりして(笑)
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筆者とSimon、Kieran親子を繋ぎ、アメリカのラリー界に招き入れてくれた、2001年式USUK Racing フォードフォーカスZX3。

エンジンパワーは無いし、すぐに調子が悪くなるし、本当に手を焼いた車でした。
でも、この車が無ければ、何も始められなかった。

これでお別れです。
ありがとう。さようなら。

そしてMikeを宜しく。
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ケンブロックの日本語

アメリカで一番有名なラリードライバー、ケン・ブロック選手。

ナイスガイです。

そんな彼は日本語でブログを書いています。
彼が日本語に訳しているのかはわかりませんが、特徴的な言葉使いがなかなか楽しいブログです。

おい、ドバイ!
Hoonigan Racing

筆者は、この記事が好きです。

屁のような企画の写真!
http://www.hooniganracing.jp/2015/07/23/%E3%81%8A%E3%81%AA%E3%82%89%E3%81%AE%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%AA%EF%BC%88%E3%82%B1%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF%EF%BC%89/


そんなケン・ブロック選手が出演する、大人気のムービー、

「Ken Block's Gymkhana」

その舞台となったサンフランシスコに、今週のサンクスギビング休暇を利用して行ってきます。

楽しみです。

Mr. Kieran Wright

アメリカで4回に渡って筆者のコドライバーを勤めてくれたキーラン・ライトの話をします。
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彼は筆者より年下ですが、ラリー中は親分肌の頼れるコドライバーです。
若いけど、60戦以上(本人談)のキャリアを持っています。WRCメキシコにも参戦経験があるそうです。
とにかく、筆者が全力で走れるよう、運転だけに集中できるようサポートしてくれます。
ラリー中の給油量の計算とか、スケジュール管理とか、タイヤのエアの管理とか、その他もろもろを全部引き受けてくれます。
その代わり頑固です。
彼の意見と筆者の意見が対立すると、説得するのに一苦労です。
でも、彼無くして、筆者のアメリカでのラリー参戦は無かったと言っても過言ではありません。


そんな彼は、ラリー中は筆者と同じく超真剣ですが、ラリー前後はお茶目で陽気なアメリカンです。
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キーランは日本のポップカルチャーが好きなんですね。
アニメが好きで、アニメ専門チャンネルを契約して暇な時に見ているそうです。

という事で、どんなアニメを見ているのか聞いてみました。
答えによっては、会話が弾むこと間違いなしです。

最初に出てきた答えは、

「イニシャルD」

アメリカでも人気があるようです。
彼の親父のサイモンも好きなようで、同じイニシャルD好きを集めて、ビール飲みながら彼の家のガレージで鑑賞会やるらしいです(笑)
筆者、イニDそんなに詳しくありませんが、学生の時はアルバイト先でヤングマガジン読んでたので、ストーリーは大体分かります。

アメリカ版では、溝落としはTakumi's Gutter Technic、ガムテープデスマッチはダクトテープデスマッチって言うらしいです。
そのまんまです。

そこそこ会話を膨らませる事が出来たのに気を良くした筆者は、更に聞いてみました。
うんうん、で、次は?

「カウボーイビバップ」



「ラストエグザイル」

??

あと何かもう一つか二つ言ってましたが、全くわかりませんでした。


「ガンダムとか北斗の拳が好きなんだよね!」

「やっぱ水木一郎と串田アキラは最高だよな!」

「YouはShockって意味わかんね―よな!Hahaha!」


という答えを勝手に予想していた筆者は、全然付いていけず、話はそこで終了。
以降、彼がアニメの話をしなくなったのは言うまでもありません。

・・・最近のアニメに詳しい方なら、彼との話は盛り上がると思いますよ。

その他にも、J-POPが好きだそうです。
J-POPには楽しくなる音楽が多いそうな。

筆者とラリーで組むようになって、彼は彼なりに日本の事を勉強したようです。
日本語でペースノートが読めるように、ロゼッタストーンの教材を買って勉強しているとか(笑)
全然効果出てないけど。 このままのペースだとあと20年は掛かりますね。


あと、色々謎の雑学を知っています。

日本ではクリスマスにKFCに行列が出来る事を知っていて、「Super Funny」って言っていました。
何がそんなにおもろいんでしょうか。
まあ変な習慣だとは思いますけど。

ダンスダンスレボリューション(DDR)も知ってて、凄い好き、クールだって言ってました。
偶々、LSPRのラリー後懇親会の会場にDDRがあったので、2人で勝負しました(笑)
筆者、15年ぶりのDDRプレイです。
てか、何でDDR知ってるんでしょうか。

でも、アメリカで、日本人の中で一番有名な人は誰? って聞くと、「Guy Kawasaki!」

だから誰ですかそれ。
野球の川崎選手ではないみたいです。

ノースカロライナのアメリカ人からすれば、日本って随分とミステリアスな国な事でしょうね。

ラリーが終わった後、ミルウォーキーの空港まで送って行って、再会を誓って別れました。
近いうちに日本に来たいって言っていたので、その時は是非、日本の文化とラリーを見てほしいと思います。

ラリーアメリカLSPRの結果を掲載頂きました

先日のラリーアメリカ最終戦の結果を、Rally+.net様、プレイドライブweb様に掲載頂きました!

ありがとうございます。

http://playdrive.jp/news/8509

http://www.rallyplus.net/14975

ぜひご覧ください。


車載映像も追加でいくつかアップしました。

Day1最長14.20マイルのSS4 Teepee Tower SW/NE
ノーマルミッションでも5速まで入るハイスピードコースです。



ラリー最終SSのSS15 Green Acres
トップに立って、既にセーフティリードを築いているので、べた抑えです。すみません。

全米が泣いた! 最後の歓喜の瞬間! だけ見てください(笑)

2分10秒くらいのところです。


○○戦の男?

先日より沢山の方々から、祝福のメール、メッセージを頂きました。

・ラリーを始めた頃に散々お世話になった方。
・昔組んでいたコドライバー。
・遠くのラリーまで、サービスに手弁当で来てくれた方。
・ギャラリーとしてラリー会場に来て応援してくれた方。
・ドライビングを教えてくれた方。
・ライバル選手。

などなど・・・


長い間海外に居ると、日本との繋がりが少なくなって実感が薄れてくるのですが、
ああ、多くの方々に応援されていたんだな・・・と、改めて思いました。

ラリーを通じて多くの人たちに出会い、多くの人たちに応援して頂き、支えられてきました。
多くの友人が出来ました。
いつも言いますが、ラリーをやってきたことで得られた、お金では買えない宝だと思います。

引き続き、出会いや人間関係は大事にしていきたいと思います。



さて、話は変わって・・・

アメリカでは、

「何戦のラリー経験がある」

というのがドライバー、コドライバーの間で、

「俺ってスゲーだろ!」

という為の、一種のステータスのようです。

サイモン/キーラン親子と初めて会った時(3年前)は、

「俺たちは40数戦のキャリアがあるぜ」

なんて言っていましたが、今回キーランと話したら、 彼のキャリアが60数戦になっていました。
いつの間にか20戦も増えたようです。
筆者とは4戦しかラリーに出ていないはずなのですが・・・ 筆者が知らないだけ?

なんだか、ヒクソングレイシーの400戦無敗、言ったもん勝ち、的な感じを受けるのは筆者だけでしょうか。


と言う事で、筆者も3年前にラリーアメリカライセンスを取る時に、過去の戦歴をラリーアメリカライセンス事務局に提出したのを引っ張り出して、アップデートしてみました。


・トータル
57戦出場 47回完走 リタイヤ10回 完走率82.4%

・リタイヤの内訳
メカニカル 7回 コースアウト/クラッシュ 3回

・完走の内訳
優勝 11回
2位  5回
3位  4回

・全日本
35戦出場 28回完走

優勝 9回 (JN-3 : 8回 JN-2 : 1回)
2位  4回
3位  4回

・全米 
5戦出場 4回完走

優勝 1回 (2WD)
2位  1回
3位  0回

・中部地区ラリー選手権
9戦出場 8戦完走
優勝 1回

他、中四国ラリー選手権、長野県ラリーシリーズ、近畿ジュニアラリーシリーズ、中部ターマックシリーズなど。

こうなりました。


これでアメリカでも

俺は57戦のキャリアが・・・

って威張れますかね。

というか、まだ57戦しかキャリアがないと言えるかもしれません。
もっともっと多くのラリーに出場したい今日この頃です。
まだまだ、速くなれる伸びしろはあると思います。


引き続き精進です。