石の上にも三年・・・
冷たい石でも、三年間座り続ければ暖まることから転じて、
つらくても辛抱して続ければ、いつかは成し遂げられるということ。
だそうです。
振り返ってみると、全日本ラリー選手権のトップカテゴリーであるJN6クラスへの参戦は、本当に刺激的でした。
筆者がラリーを始める前から日本を代表するドライバーとして活躍されていて、憧れの存在だった新井選手や奴田原選手、勝田選手や鎌田選手。
筆者がまだEK9シビックで駆け出しラリーストだった頃から面識があって、色々気にかけて下さったり、アドバイスを頂いた福永選手や柳澤選手。
そんなトップドライバーと同じクラスで走れて競える事は本当に幸せでした。
車も、今まで乗ってきたラリーカーの中で最もパワフルで速くて、重くて、難しい(と思う)ランサーエボリューション10。
今まで培ってきたあらゆるテクニックを駆使しないと、速く走らせる事が出来ませんでした。
そんな車のセッティングを色々試しながら、ドライビングも進化させて、ペースノートも試行錯誤してやってきて、失敗も色々ありましたし、クラッシュもしました。
それでも、挑戦を始めてから3年目の先日の新城ラリーで、たった1本のSSだけですが、総合ベストタイムを叩き出す事が出来ましたし、数本のSSでは、トップドライバーに肉薄するタイムを出すことが出来ました。

3年間で15戦、JN6クラスで走らせて頂いて、12回完走し、4位2回、5位3回、6位4回。
シリーズランキングは、7位が2回、8位が1回。
表彰台にも、年間トップ6にも一歩届かず、悔しい思いもありますが、これを糧にして、更に速く、強く、
そして、多くの皆様から応援して頂けるドライバーになっていきたいと思います。
アールエスタケダラリーチームジャパンとしては、来年ランサーでの全日本ラリー参戦はしないとの事ですので、来年の去就はまだ未定なのですが、来年以降もさらに成長していけるよう、精進したいと思います。
さて、話は変わりまして、
今週末はモーターランド鈴鹿で、ディレッツァサーキットミーティングが開催されます。
http://www.rstakeda.com/dcm.html
筆者もドライビングレッスン講師として参加させて頂きます。
楽しいイベントにしたいと思いますので、参加される皆様、宜しくお願い致します。

新城ラリー2018 総合5位完走しました!
LEG1はドライ、LEG2はウェットとドライが混じる非常に難しいコンディションでしたが、総合トップタイムを1回、3番手タイムも数回出すことが出来、また中平選手との僅差の5位争いを制しての5位完走という事で、非常に収穫の多いラリーとなりました。
一年間お世話になったスポンサー様、いつもサポートしてくださるアールエスタケダラリーチームジャパンの皆様、当日現地で応援してくださった皆様、このブログやSS速報を見て応援してくださった皆様、職場の皆様、そして家族。
全ての皆様に感謝いたします。
ありがとうございました。
ラリーのダイジェスト映像を貼りますので、是非ご覧ください。

新城ラリー2018に参戦します:ゼッケン9
ゼッケンは9番です。
前回の悔しさをバネにして、表彰台を目指して頑張ります。
新城ラリーは、毎年多くのお客さんが来場される特別な一戦です。
多くのお客さんの前で走れる事は、選手として本当に幸せです。
我々を応援してくださるスポンサー様とファンのためにも、多くのお客さんの集まるこのラリーで良い成績を残したいと思います。
是非、我々クルーにご声援頂ければと思います。
また、チームの地元、愛知県での開催であり、筆者の故郷の岐阜県、居住地の三重県とも近く、多くの知人・友人が応援に来てくださると思いますので、声援に応えられるような走りをしたいと思います。
今季最終戦、悔いの無いように頑張りますので、
ゼッケン9「アールエスタケダ・ガルフ・ダンロップ・BRIG・エナペタルランサー」へ、
ご声援のほど、宜しくお願い致します。

ハイランドマスターズ 総合4位完走しました
我々は総合4位で完走、今までのベストリザルトタイで、2年連続リタイヤだったこのラリーで、ようやく完走出来ました。
初日を総合4位であがり、迎えた2日目、朝一のセクションは、未明に降った雨で路面はウェット状態。
タイヤを始めて使うウェット用ラリータイヤ「ディレッツァ94R W01」に変えて挑み、迎えたSS8のあたがす。
トップを走行していた鎌田選手のストップで一瞬総合3位に上がりましたが、その直後にフロントタイヤがバーストし、そのままSSを5㎞くらい走行、何とか走り切ったものの、35秒から40秒ほどロスして再び4位に。
その後、3位生田選手との差22秒を残り4本のSSで取り返すため、全力で追いましたが、10秒詰めるにとどまり、4位で完走となりました。
一瞬掴みかけた表彰台を失った4位ということで、本当に悔しいです。
なぜタイヤをパンクさせてしまったのか、なぜもっと速く走れなかったのか、等、色んな後悔があります。
応援してくださる多くの方々に、表彰台という目に見える結果でお返ししたかった。
ゴール後も本当に落ち込みました。
でも、完走しなければこういったタラレバも無いわけで。
ラリーって難しいです。
ラリーの神様に、まだ表彰台には早い!と言われたと理解して、もっと速く、強いドライバーになれるよう、引き続き前向きに努力を続けていきたいと思います。
次戦は11/3~4に愛知県で開催される、全日本ラリー最終戦「新城ラリー2018」に参戦します。
<チーム運営>
・有限会社アールエスタケダ/アールエスタケダラリーチームジャパン
<ご協賛企業各社様(敬称略)>
・株式会社アイ・アール・エス
・株式会社エナペタル
・ガルフオイル/ゴトコジャパン
・株式会社キャロッセ
・サスペンションプラス株式会社
・住友ゴム工業株式会社
・ブリッド株式会社
・株式会社ブロンコ・バスター

全日本ラリー第8戦ハイランドマスターズ レッキ&車検
今日から全日本ラリー「M.C.S.Cラリーハイランドマスターズ」参戦のため、岐阜県高山市に来ています。
今日は、レッキと車検の日です。
朝7時からレッキ。
朝方は小雨、日中はくもりで肌寒い1日。
道は、落ち葉と泥でニュルニュルクリンクです。一体どれくらいグリップするんでしょうか?
ただ、今回からダンロップさんのニュータイヤ「ディレッツァ94R S11」「94R W01」が投入されます。
筆者も使わせて頂きますので、きっと大丈夫でしょう!!
2016、2017と2年連続でリタイヤを喫した、鬼門の?青谷もばっちりレッキしました。


レッキは14時半くらいまで掛かりました。
その後は、車検準備して、車検を受けて(写真は今年のポイントリーダー、新井選手のWRX)

車検合格したら、とっとと撤収して、飛騨牛食べて・・・
(昨年に引き続き、高山市のレストラン四季さんで頂きました。いやーおいしいっすね、飛騨牛)

食事もそこそこに切り上げて、ビデオを見ながら、ペースノートの直しをして・・・

いつもペースノートの直しに時間が掛かるんですよね。
レッキ2回でベストなノートを作れる能力がまだありませんので・・・
アメリカで5年間ペースノートを作らずにいた後遺症はまだ残ってます。
アメリカは、ペースノートを主催者がくれますから、作る必要が無いんで(厳密には買うんですが)
ということで、やっと終わりました。
言葉にすると短いんですが、毎度毎度大変です。
選手にとって、ラリーはレッキの日が一番大変だと思います。
明日からラリーが始まります。
岐阜県出身の筆者と、ゼッケン7番
「RSタケダ ガルフ BRIG ダンロップ エナペタルランサー」
にご声援を頂けますよう、宜しくお願い致します。
