シビックとインテ 乗り比べ
メインは、先輩のインテグラR(DC2ジムカーナ仕様)と、自分のシビックRの乗り比べ。
シビックは昨年の新城ラリー仕様セッティングです。
この2台を車両諸元で比較すると、
①全長×全幅×全高
DC2:4380×1695×1330
FD2:4540×1770×1430
②車重
DC2:1080kg
FD2:1250kg
③エンジン
DC2:200ps 19.0kg-m
FD2:225ps 21.9kg-m
2台並べると、DC2は本当に低く、小さく見えます。(本当に小さいんですが)
運転席に座ると、DC2のヒップポイント(着座位置)の低いこと・・・じゃなくてFD2が高いのか。
試走してみると、
DC2、かるっ!コーナー速っ!
対してFD2。
重っ!デカッ!重心高っ!でも、はええっ!
DC2に比べると、なんだか曲がらない。Rrサスのストローク感が薄い。
特にタイトコーナーのコーナリングスピード、間違い無くDC2に負けるでしょう。
でも、エンジンパワーとトルクは圧倒的です。
昔はDC2も相当速く感じたのですが、FD2に乗ってしまった今では「あれ?」です。
先輩にも2台に乗ってもらい、意見交換をします。
自分一人でセッティングをしていると、だんだん感覚が麻痺して来るし、間違った方向に行く事も。
時には他の人の意見に耳を傾ける事も重要です。
って事で、
今回の結果も踏まえ、全日本ラリー開幕戦である「ツールド九州」に向けたセッティングを進めます。
ちょっとリヤ廻り弄ろう・・・

危機管理と規則
拍手をしたのはダレジャー?
さて、
筆者の後輩がケガを負って入院しました。
スノーボードでジャンプして、着地した際に打ち所が悪く、背骨を折ったそうです。
本人曰く、幸いにして神経や脊椎などは大丈夫だったようで、じきに回復するとの事でした。
我々モータースポーツ界に身を置く人間としては、これは他人事ではありません。
元々モータースポーツは、スノーボード以上に危険な状況が起こりうる(予測される)スポーツです。
但し、そうだからこそ、安全確保に関しては厳格な規則が設けられています。
危ない事を予知予測し、常に最悪の事態を想定して物事を進めるのがモータースポーツです。
ラリーでの一例を挙げると、
ラリー中身に着ける物は、厳格な規則(耐火性等)がありますし、ヘルメットやレーシングスーツは
ラリー前必ず主催者にチェックを受けなければならず、検査OKでないと出走できません。
近年は、衝突時の頸部へのダメージを防ぐ目的で、HANSが上位カテゴリーで義務化されてます。
頸部や背骨(脊椎)へのダメージは、後々障害が残ったり命に関わることもあるので、
HANS装着を近々検討しようと思います。
その他にも、
・ラリー車には決められた消火器を積み、内容量は・・・ 固定方法は・・・
・ラリー車のロールケージは、溶接がこうで・・・ パイプの肉厚がこうで・・・
・ラリー車には救急用品と三角停止板と赤色灯と発炎筒を積んで・・・
とか、いろんな安全面での規則があります。
全て危機管理、乗員の安全確保の目的で設定されているルールです。
かっこいいから付けている訳ではありません。まあ確かにかっこいいですが・・・
今回ケガをした後輩も、「なんたら保護パッド入れとけば良かった」とポツリと言ってました。
安全を金で買えるのなら、買ったほうが良いですよね。
後輩には悪いが、今回の出来事から、もう一度安全について見直してみたいと思います。
後輩君、無理せずゆっくり治せよ!
いりこ食えよ!!

近況
失踪した訳ではありません。
日曜日
同級生が結婚しました。非常にめでたいです。
これから幸せな人生を、パートナーと共に歩んで欲しいと思います。
月曜日
我々の秘密?活動拠点、通称「ハヤマのガレージ」のタイヤチェンジャーを更新しました。

今まで使用していたタイヤチェンジャー(1980年代製)からバージョンアップです。
それでも10年前のものですが。
ファミコンからプレイステーションにバージョンアップ、っていう感じでしょうか。
これで、今まで出来なかった17インチ18インチのタイヤ組み換えが出来ると共に、
組み換えによる人間の負荷も大幅に軽減されると思われます。
火曜日
タイヤチェンジャー入れ替え時の作業で腰を痛めました。
チェンジャー入れ替えによる作業負荷過大は想定外でした・・・
という事で、腰痛で冴えない日々を過ごしている今日この頃です。
腰痛には要注意(ようつうい)です。
・・・ダジャレは冴えてます。

要注意
体調を崩しました。
ついこの前は汗ばむ陽気だったのに、今日は各地で雪。
急激な気温の変化に体がついていけてない模様。
インフルエンザも流行っとるようです。
要注意です。
中国語では、要小心と言います。
要注意 その2
先輩の車のインターミディエイトシャフトが壊れました。


衝撃的な壊れ方です。
ミッションに刺さっているスプライン(写真のギザギザの所)がポッキリ折れてます。
この状態で高速道路を走って帰って来たそうです。走れるんだ・・・
思えば、昔EK9シビックに乗ってた時も、ドライブシャフトの外側スプラインが良く壊れました。
(あくまでも、競技に使った時の話です)
ラリー中に突然折れます。折れると即リタイヤです。(1輪駆動になります。走れなくはないけど・・・)
2006年のハイランドマスターズでは、同時に2本折れました。
0輪駆動・・・走れません。 (T_T)
ホンダ車のドライブシャフト周りは要注意です。
英語では、Be careful と言います。
要注意 その3
この前行った中華料理屋の青菜炒めの中に、青虫が入ってました。
野菜は虫がつくほど新鮮でおいしいと言いますからね・・・ (T_T)
青菜炒めは要注意(幼虫い)です。
タイ語ではラワン ラワン ナーと言います。

ライバルの動向が気になる・・・
全体的には、かなりがっかり。あと、夙川は今後キツイな・・・以上。
さて、昨日会社帰りに、いつも通り必死に自転車を漕いでいると、携帯に電話が。
「○○の○○だけど」
まさかの大先輩ラリーストから電話でした。
携帯番号良くご存知で・・・
内容は、とある車のブレーキについて教えて欲しいとの事。
今年から、その車に乗り換えて全日本ラリーを戦うらしい。
あまりに突然の出来事と、まさかの乗り換え発言、そして自転車漕ぎで息が切れていたこともあり、
カミカミの受け答え+妖しい息遣い・・・ハアハア orz
今年も色々クラス間の移籍や新しい車の登場もありそうで、面白くなりそうです。
筆者が参戦する予定のJN-3クラスにも、
・2008年JN-2クラスチャンピオンの移籍と、驚きのトヨタMR-2投入
・シビックR台数増加?
・謎のラリー車製作中??
と、色々話題がある模様。
やべー緊張してきた・・・
という事で、宣伝。
このブログをご覧の皆様、多種多様な車が走る全日本ラリー選手権を見に来て下さいね。
開幕戦は、4月10日~12日に、佐賀県唐津市で開催されます。
ご期待ください。

ジンギスカンで検索したら
記事を書こうと検索したら、こんなのが出てきました。
はい、確かにジンギスカンです。
さらに検索したら、こんなのまで出てきました。
・・・
ジンギスカンの記事書くの、また今度にします。

グッドニュース
まず、幼馴染の競輪選手が、久々にビッグレースを制覇。
記事
今頃高松で、死ぬほどうどんを食っている頃でしょう。
3年前、応援に行った我々の目の前で、彼は競輪界最大のレース「競輪グランプリ」を制覇。
一緒に応援に行った地元の友人達と、我が事のように喜んだ事を思い出します。
その喜びの内の何パーセントかは、
車券が当たって、たっぷり儲けた事によるものだったのは言うまでもありません。
その後、1年ちょっとの間に4度の骨折(!)を乗り越えて、3年ぶりのビッグレース優勝。
不屈の精神。本当にすごい。
筆者にとっても非常に良い刺激になります。
おめでとう!
もう一つは、夙川アトムがR-1ぐらんぷりの決勝に進出しました。
「そんな事と比べんじゃねえ!」と怒られそうです。
R-1ぐらんぷりのショウケツにタイキーです。

バレンタインデーなので?

バレンタインデーなので? その1
嫁がケーキを作ってくれました。ブログに載せろ、とうるさいので載せました
きょ、きょきょ、恐縮っす! (T_T)

バレンタインデーなので? その2
幼馴染(男性で既婚)が、バームクーヘンを送ってくれました。
バレンタインデーに届いたので、「えっ・・・」ってちょっと思いました。
子供が生まれた内祝いだそうです。ですよね・・・
高松の「ラ・ファミーユ」というお店のバームクーヘンです。有名らしいです。
ごっつぁんでした。
ちなみに、クーヘンとは、ドイツ語で「ケーキ」の意味です。
食うのにクーヘンとは、これいかに。
失礼致しました。

あったかいのでトレーニング
良く聞かれるんですが、
高い集中力を長い時間保つ為には、それなりの体力が必要。
もちろん、トレーニングもやったほうが良いです。
特に疲れるのがターマックラリー。一つのラリーが終わると全身、特に左半身が疲れます。
コーナリング時の高い横Gを、左足で踏ん張って耐え続けるからだと思います。
以前は週2回のサッカーと、月1で野球をしてましたが、ラリーで忙しいので止めてしまいました。
それから5、6年経ち、体力の落ちっぷりと体重の増えっぷりがやばいレベルに。
という事で、現在絶賛減量中+体力回復中。
今日は暖かいので、近所の池周辺をウォーキング。
池の周辺も春の気配。

以前の記事にも書きましたが、筆者の腰には爆弾がセットされているので、ジョギングはNG。
着地の衝撃で、椎間板がコンニチハしてしまいます。
ギングジョはマストでジーエヌなワケです。
まあ、じっくりやります。

あったかすぎ
とても残念ですが、自然には勝てません。
それならと、いつも行く岐阜の奥地に、今年最後の雪見に行こうと思ったのですが、
現地は雨の模様・・・ (T_T)
ありえねぇ。
気持ちを切り替えて、今シーズンの全日本ラリー開幕戦に向けて準備を進めたいと思います。

FD2シビックのセッティング その2


タイヤとホイールを決めたら、次はバネのセッティング。
ラリーでは荒れた路面も走るので、タイヤの接地性を上げる事が重要と考えています。
路面の凹凸で跳ねる足では、危なくて走れません。
でも、柔らかくし過ぎると、タイヤの性能を100%発揮できません。バランスが難しいです。
車高とロール、ピッチングの角度でバネレートと自由長を決定します。
バネレートは10キロ/8キロからセッティングを開始し、最終的に前後14キロで落ち着きました。
バネメーカー毎に感じるフィーリングが違うので、前後でメーカーを変え微妙な味付けをしました。
同じレートでも、バネのメーカーや自由長毎に走行フィーリングが違います。
どのバネが良い、悪いではなく、いかにバランスを取る事が出来るかだと思います。


決定に至るまでには、黒いバネや黄色いバネ、青いバネや赤いバネを色々試しました。
これからもバネのコレクションは増えそうです。
バネが決まったら、次はダンパーです。
エナペタルさんにご協力を頂き、「いかにリヤタイヤに仕事をさせるか」を考えて進めてきました。
コーナリング中、フロントタイヤに掛かる負荷をリヤタイヤに分散させれば、フロントタイヤの仕事量
を減らすことが出来、余ったフロントタイヤのグリップはトラクション方向に使うことが出来ます。
リヤタイヤのグリップを最大限発揮出来れば、コーナリングスピードが上がり、且つ車が前に出て、
良いタイムに繋がるはず。
そして、FD2シビックのリヤタイヤ幅は、ライバルに対し優位な235サイズ。
まさに「Rrタイヤをしゃぶりつくす」事が出来ればタイムは出るはずなんです。
結果、シビック投入2戦目から、ライバルと互角のタイムが出るようになってきました。
ダンパー熟成にあたり、エナペタルさんとは、かなり密に情報をやり取りして進めてきました。
筆者のフィードバック能力がまだまだの為、セッティングが出るまで時間は掛かりましたが、
ダンパーセッティングを勉強するのに非常に良い経験となりました。
筆者の意味不明な擬音(グッときて、パーッ、シュワーッ、とか・・・)を、ちゃんと解読して頂いた
エナペタルさんには感謝しています。
次はグラベル仕様のダンパーも、うまくセッティングが出来るようになりたいと思っています。
・・・
明日はサッカーを見ますので、マニアックな話はお休みです。

FD2シビックのセッティング その1
さて、昨年から全日本ラリーに投入したシビックタイプR。
最終的には、2勝を挙げるまでに熟成が進みました。
そこに至るまでには、マシンセッティングにかなりの時間を費やしました。
全日本ラリー投入にあたり、一番の難関が、「マシンセッティング」
いくらベースとなる車の性能が高くても、それは市販車としての話。
市販車は、いろんなユーザーが使うであろうシチュエーションを想定してセッティングされています。
つまり、トータルバランス重視。
それを、いかにラリーに特化したセッティングに変えていくかが課題。
市販車で考慮されている快適性などは、最低限の所を残して割り切ります。
まずは、使用するタイヤとホイールから、検討を始めました。

ホイールはレイズさんの製品を使わせて頂ける事になり、使用するタイヤ・ホイールのサイズを、
レイズさんと、以前からお世話になっているダンロップさんに相談しました。
タイヤは使えるサイズの中で一番幅が広い物、ホイールは最も軽量かつ丈夫な物を検討した結果
タイヤは235/45R17
ホイールは17インチの7.5J 「TE37」
を使うことに決定しました。インチダウンです。
ホイールの幅は全日本ラリーの規則で「16インチの7Jまで、もしくは純正サイズを超えないこと」
となっており、シビックは18インチの7.5Jが標準の為、このサイズに落ち着きました。
ただ、当然前例はありませんので、半分は「エイ、ヤー」で決定です。
ライバルのセリカやインテグラに対し、タイヤ幅10mm、サイズ1インチしか優位性がありません。
それなのに、車重は150~200kgも重い。
この時点で、「何だかいけそうな気がする~」っていう気持ちは全く有りません。
でも、シビックはリヤタイヤにも235サイズを履く事が出来ます。
リヤタイヤを有効に使えれば、インテやセリカと互角に戦えるかも・・・という事で、
続くサスペンションセッティングの方向性を「リヤタイヤをしゃぶり尽くす」に決定しました。
今日は眠いので、次回気が向いたらその2を書きます・・・

インサイト発売開始
2月初頭だというのに、もう春のようです。
ここ数年、「暖冬」という言葉はよく聞くが、「寒冬」という言葉は聞いた事がありません。
北海道で乗ったタクシーの運転手も、「今年は経験した事が無いくらい暖かい」と言ってました。
温暖化が進行しているんでしょうか・・・
こんな状況に、雪が好きな筆者は家で悶えております。
さて、いよいよ新型インサイトがデビュー。
インサイト
現在、日本の新車販売台数は、30数年前の水準で推移しているそうです。
アメリカでも欧州でも、世界的に新車が売れない状況です。
そんな中、
タイムリーな話題の「環境」「エコ」「低価格」をテーマにしたこの車が、どれだけ売れるのか。
興味深いです。

蜂屋のラーメンと塩ホルモン
仕事の話は、さておき、
北海道出張時の楽しみ、それは「旨いものを食う」こと。
我々は旭川に滞在しますが、まあ大体何食っても旨いです。
良く「カニが食えていいなあ」なんて言われますが、北海道でカニ食ったことは殆どありません。
こちらの地方では、北海道といえば「カニ」なんですね。
旭川では、「ラーメン」と「塩ホルモン」、これが最強のツートップです。
「アジアの大砲」と「キングカズ」って感じです。
写真は旭川ラーメンの有名店、「蜂屋」のラーメン。

誰がが、「まずくてうまい蜂屋のラーメン」と言っていたが、その例えがまさにぴったり。
焦がし油のせいで、スープがちょっと苦いんですが、これが癖になります。
スープの味はとても深いです。
そしてもう一つ、下の写真の、白いバブルスライムのような物体が「塩ホルモン」

↓これはバブルスライム

塩ダレにつけこんだ豚の腸を、七輪で焼いて食します。
大体どこの焼肉屋にいってもあります。
見た目は悪く、焼くと網の上でうねうね動くので非常にグロいのですが、これが激ウマ。
ビールや焼酎にめちゃくちゃ合います。ですが、ご飯にはあまり合いません。
焼き加減はレアの方がジューシーで旨く、そのほうが筆者は好きですが、その辺は自己責任で。
一応豚の腸ですから。
塩とこしょうとガーリックパウダーを調合して、つけて食うのがベストな食し方かと思います。
「仕事が終わって、塩ホルモンで一杯、最後はラーメンでシメる。」これが出張の楽しみです。
「久保田からウィリアムズに繋ぎ、最後は藤川でシメる。」
それくらいの安心感と安定感です。
旭川にお立ち寄りの際は、是非お試しください。

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