ラリーについてよく聞かれる質問にお答えします! その4

筆者の独断と偏見で選ぶ、ラリーについてよくある質問の栄えある第1位と第2位。



どこで練習しているの?
どこを走るの?砂漠?鳥取砂丘?


一緒にお答えしていきたいと思います。


まず、最初に結論。
我々は、砂漠も走りませんし、鳥取砂丘で練習する事もありません。


海外のラリーで、パリダカールラリー(通称パリダカ)という有名なラリーがあります。
名前の通り、フランスのパリから、セネガルのダカールまで、サハラ砂漠を横切って走破するラリーです。
昔、正月明けに、TVの地上波でパリダカが毎年放送され、砂漠を走るイコールラリーというイメージが付いたと思います。
パリダカもラリーの仲間で、パリの市街地をスタートし一般道を移動して、タイムトライアルの区間でタイムを測って速い人が勝ちです。
ですが、我々が参加しているラリーよりも、道が過酷、というか、そもそも道が無い、というか。
大平原や砂漠の中の、道なき道を行く、という感じで、より耐久色、マラソン色、冒険色が強いです。
道なき道を行くため、車は例えば三菱パジェロや、トヨタランドクルーザーのような、車高の高い、所謂クロスカントリー車が出場しています。
こういったラリーを、ラリーレイド、と呼んでいます。
日本ではラリーレイドの大会は開催されていません。
我々が参加しているラリーは、ラリーレイドに対し、ステージラリー、スピードラリー、等と呼んだりします。

砂漠を走るのは、「ラリーレイド」。

これを覚えて頂きたいと思います。


次に、モータースポーツにおける、「レース」と「ラリー」の違いについて説明します。

レースとは、一般には常設の 「サーキット」 と言われる一般道ではないレース専用コースで行われ、 多数の車両が一度にスタートして、決められた周回数で走行し、一番最初にゴールした車が勝ちです。
要は、ヨーイドンの競争で、一着をとった車が勝ち、という自動車競技になります。
日本の有名なサーキットは、鈴鹿サーキット、富士スピードウェイなどがあります。
海外には一般道を閉鎖して行われるレースもありますが、日本にはありません。


次にラリーですが、ヨーイドンの競争ではなく、1台ずつ、通常1分間隔で走るタイムトライアルです。
スタート地点とゴール地点とを結ぶルートと、道中の各ポイントに到達する時間を、主催者が予め決めます。
参加者は、そのルートに従い、設定された到達時間どおりに、1台づつ、通常は前後1分間隔で移動します。
到達時間は、一般の交通の流れに従って走れば、余裕を持って着けるように設定されています。
移動区間の事を、リエゾンと言います。
地図は主催者から貰えますので、コドライバーがそれを見て、ドライバーを案内します。


ルートの中には、数箇所から数十箇所、一般の交通を遮断したタイムトライアル区間が設けられており、これをSS(スペシャルステージ)と言います。
ラリーカーはSSでも1台づつ、通常1分間隔でタイムトライアルを実施します。
短いSSだと数百メートル、長いSSだと、40㎞とか50㎞とかもあります。
各SSの合計タイムの速い車両が勝ち、という自動車競技になります。

つまり、ラリーは一般公道で行われる、と言う事です。


続いて、ラリーが行われている具体的な場所、地域ですが、

ラリーを開催する場所は、ラリーの主催団体が決め、国内のモータースポーツを統括するJAFが公認します。
北海道から九州まで、各地でラリー競技会は行われています。
しかしながら、マラソンの大会のように、人が多く住む、大きな町の真ん中で開催される事は少ないです。
真っ直ぐな道より曲がりくねった道の方が運転技術を競うには都合が良いので、ラリーのSSは山道が多いです。
山道に近い方が都合が良いので、ラリーのスタート/ゴールは、山がちな市町村に置かれる事が多いです。
山がちな市町村で開催されるので、あまり多くの人々(マラソンとかと比べて)の目に触れる事は少ないかもしれません。

しかし、中には大きな町からスタートしていくラリーもあります。
かつて行われた、日本アルペンラリー、という大きなラリーの大会は、東京のお台場がスタートでした。
WRC世界選手権ラリージャパンは、札幌市がスタート・ゴールの年がありました。
そういったラリーは、ラリーファンだけでなく、ラリーにあまり興味のない一般の通行人の目にも止まりやすく、興味を引くにはとても良いラリーだと思います。


砂漠では練習をしませんが、

サーキット、ダートトライアル場、パイロンを置いてコースを作ったジムカーナ場、凍った湖の上や雪道の特設コース、 許可を受け貸し切りにした林道や私有地、などが練習場所です。
ラリーでしかラリーの練習をする事が難しいため、ラリー経験の多いドライバー、端的に言えばベテランが有利で、 若く経験の浅いドライバーが勝つのはなかなか難しいと言われています。

追記
日本ではこんなところで練習してました。

 ・モーターランド鈴鹿(三重県鈴鹿市) 
 ・モーターランド三河(愛知県新城市)
 ・YZサーキット(岐阜県瑞浪市)
 ・オートパーク今庄(福井県南越前町)
 ・輪島市門前モータースポーツ公園(石川県輪島市)
 ・池の平ワンダーランドダートコース(愛知県豊田市)
 ・八千穂レイク氷上コース(山梨県八千穂町)


と言う事で、良く聞かれる質問に対して書かせて頂きました。

少しでもGoogle検索に引っかかって、調べている人が、なるほど、と思って頂ければよいなと思います。
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